2010328日、2010年のスーパー耐久第1戦はツインリンクもてぎで開催された。4月、桜の便りも届く時期というのに天気は曇り空、気温もかなり低く冬に舞い戻ったようである。

 2010年のスーパー耐久はST-5というクラスが新設され、全5クラスで争われる。我がRCB with KRPが参戦するDC-5ST-4クラスであり、昨年の台数の倍以上の12台がエントリーされる、まさに激戦区である。

 [60]RCB with KRPのドライバーはインターシリーズで共に戦ってきた小幡と小林、そして竹佐の3名で構成。更にマシンは2009年最終戦でシェイクダウンをしたDC-5インテグラである。[60] RCB with KRPは、この体制で2010年のスーパー耐久を戦っていく。
1day開催のため、予選,決勝ともに同日で行われるので8:40からST-12クラスのAドライバーの予選が開始された。 8:55、いよいよ[60]RCB with KRPの参戦クラスを含むST-34クラスの予選アタックである。定刻時間とともにAドライバーの小林が車に乗り込んだ。激戦のST-4クラス12台の中で、どこまで上位に食い込めるか仲間が見守っている。 予選が開始されて[18]DC-5286[62]DC-5が続き2922番手につけている。[60]RCB with KRPは、序盤から211秒台を連発している。どうも水温が上がらないようだ。ベスト2112をだし、クラス6位、トップから3秒のビハインドである。 スーパー耐久はAドライバーとBドライバーの合算タイムで予選が決まるため、Bドライバーの小幡に巻き返しを託す。

9:40、小幡の予選アタックだ。しかし、ここで原因不明の水温上昇がみられる。小林のアタックの時は60℃に満たない水温だったマシンが小幡のアタックの時には90℃を越えている。パワーダウンは覚悟の上で、アタックを続ける。次の周、セクター1でベスト、このまま行けばとの期待が膨らんだが、セクター2のタイムが掲示されない。なんと前者がオイルを撒き、アタック中の小幡は回避ができずターン9でスピン。非常に残念だ。しかし小幡はその後、果敢に連続アタックをしたがタイムが伸びず、214秒フラットで終了。  ABドライバーの予選が終了し、[62]DC-5がポール、[18]DC-52位、[74]DC-5と続いた。[60] RCB with KRP はクラス8位の結果であった。

 10:10Cドライバー竹佐の予選アタックとなる。決勝における連続周回を見据えてのアタックとなる。竹佐は周回毎にラップタイムを短縮していき、ベストタイムが2141

で終えた。

天候は朝から変わらず、今にも雨が降りそうな気配の天気である。 コース上はドライであるが、気温が5℃、路面温度は10℃と低い。

 13:00、マーシャルカーがコースから外れるとともに、ローリングスタートで決勝が始まった。[8]ポルシェを先頭に、[1][28]BMW Z-4が続き、1コーナーを抜けていく。ST-4クラスに目を移すと[62][18]の予選順位通りに1コーナーを抜けていった。しかし、1周目のコントロールライン通過時にはトップが入れ替わり[18]DC-5がトップになる。[60]RCB with KRPは、[41]S2000とスタート時から1秒以内での接近戦を展開している。


マシンの基本スペックはS2000が上だが、小林のインターで鍛えた走りが光っている。

4周目、[60]RCB with KRP[41]S2000を抜き、クラス6位となる。14周目には[666]S2000のピットインによりクラス5位、19周目、[62]DC-5のピットインによりクラス4位に浮上した。この間も[41]S2000は背後につき、[60][41]ともに211秒台のラップで周回している。25周目、[41]S2000に抜き返されクラス5位に順位を落とす。

26周目には、[95]S2000のピットインによりクラス4位となる。ここで[60]RCB with KRPもルーティンのピットインとなる。Aドライバーの小林からCドライバーの竹佐にチェンジ、メカニックもフロント2本のタイヤ交換をすませ、ピット作業を33秒で終了させる。クラス順位は5位で復帰した。

 32周目、後方から猛烈な勢いの[74]DC-5に抜かれクラス6位に順位を下げるが、竹佐はコンスタントにラップを刻んでいる。213秒台まであげてきた。

46周目にはトップを走行中の[41]S2000[62]DC-5が接触し、[41]S2000のフロントバンパーが破損。フロントバンパーの1/3がもぎ取れ、ピットイン。これで[18]DC-5がトップに返り咲く。 [60] RCB with KRPにも不調がでてきた。この数周ラップタイムが落ちてき始めたが、どうもパワステが不調のようだ。何とかルーティンのピットインまで竹佐は必至で走行。

 50周目、[60] RCB with KRPがピットイン。Cドライバーの竹佐からBドライバーの小幡にチェンジ。この際にフロントタイヤ2本の交換とともに給油も行う。しかし、エンジンルームから微かな白煙も確認でき、エンジンルームを空け確認すると、パワステフルードが噴き出ている。メカニックは緊急対応をして、250秒のピットイン時間でコースに送り出す。しかし、まだ白煙が確認されてオレンジボールが提示された。


52周目緊急ピットイン。パワステフルードの噴き出し処理を必死で行う。メカニックも早くコースに復帰させるための懸命な作業だ。約3分間の作業の後、クラス9位でコースに復帰した。ここから小幡の反撃と言いたかったが、パワステフルードは噴き続けた。ボンネットならびにフロントガラスをフルードという名のオイルが覆い、視界が確保できない状態に加えて、パワーステアリングが効かない、いわゆる重ステの状態になっていた。無線からは小幡の悲痛な叫びとも捉える声が聞こえる。体力の消耗は確実である。それに加えて、ミッショントラブルも同時に起きてしまいギヤの入りが悪い状態で、ラップタイムも思ったようには上昇しない。だが、ここから意地ともいえる走りに変わってきた。周回ごとにラップタイムは上昇し、最終的には214秒台まで縮めてきた。63周目には[41]S2000をかわし、クラス8位まで順位を上げる。反撃もここまで。[60] RCB with KRPは、72周を走りきったところでチェッカーとなり、クラス8位、総合で22位という結果に終わった。


総合優勝は、ST-1クラスは[1]BMW Z-42位も[28]BMW Z-41-2フィニッシュとなった。ST-2クラスは[20]ランサー、ST-3クラスは[39]NSXがそれぞれクラス1位であった。ST-4クラスは、[18]DC-5[74]DC-5[95]S2000という順位であった。

 今回の第1戦は、トラブルに見舞われて残念な結果であったが、クラス8位、ポイントとして4ポイントを確保した。次回のレースは、小幡の地元の菅生であるため上位でのゴールを願いたい。